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【解説】JavaScriptのJSDocコメントの使い方
JSDocコメントは、JavaScriptのコードに説明などを記述できる特殊なコメント形式のこと。
「/** */」と下記、その中に説明をコメントで記述します。
/**
* 説明内容
* 説明内容
*/
直下のコードに適用されるのが特徴です。
そんなJSDocコメントの主なタグがこちら。
@type
@param と @returns
@see
@author
順に解説してきます。
@typeは変数やオブジェクトの型を記述します。
{}で型を書いて、その後に説明をいれます。
/**
* @type {型} 説明
*/
/**
* @type {string}
* ユーザーの名前を保持する変数
*/
const userName = "Tanaka";
/**
* @type {number}
* 年齢を示す変数
*/
let age = 20;
@paramは関数の引数を、
@returnsは関数の戻り値を説明します。
型、名前、役割を記述します。
書き方はこんな感じ↓
/**
* 関数の説明
* @param {型} 引数1 - 説明
* @param {型} 引数2 - 説明
* @returns {型} - 説明
*/
function 関数名(引数1, 引数2) {
return 〜〜〜;
}
ちなみにですが、一番上に関数自体の説明を記述することもあります。
実際に使ってみたコードがこちら。
/**
* ユーザーの情報をフォーマットします。
* @param {string} name - ユーザーの名前
* @param {number} age - ユーザーの年齢
* @returns {string} - フォーマットされたユーザー情報
*/
function testUser(name, age) {
return `名前は: ${name}, 年齢は: ${age}`;
}
// 使用例
console.log(testUser("Tanaka", 20)); // 名前は: Tanaka, 年齢は: 20
@seeは関連するドキュメントやコード、資料やサイトのリンクを記述します。
/**
* @see https:~~
*/
例とするコードがこちら。
/**
* 配列内の最大値を取得
* @param {number[]} nums - 数値の配列
* @returns {number} - 配列内の最大値
* @see https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects/Math/max
*/
function getMaxValue(nums) {
return Math.max(...nums);
}
// 使用例
console.log(getMaxValue([1, 2, 3, 4, 5])); // 5
@authorは開発者や責任者の名前を記述します。
/**
* @author 名前を記述
*/
実は対応してるエディターにてカーソルを合わせると、JSDocコメントが表示されるんですよね。
引数や関数の情報が見れるのでかなり便利。
コードの保守性に役立つのでぜひ活用してみてください!
【解説】JavaScriptのJSDocコメントの使い方:まとめ
- JSDocコメントは、JavaScriptのコードに説明などを記述できる特殊なコメント形式のこと
- @typeは変数やオブジェクトの型を記述
- @paramは関数の引数を記述
- @returnsは関数の戻り値を記述
- @seeは参考リンクやコードを記述
- @authorは開発者や責任者を記述
ジト
JSDocコメントためしてみてね!