・游ゴシックのMac・Windowsの違いは何がある?
こんな疑問にお答えします。
游ゴシックのフォントは、WindowsとMacで表示に違いがあるのが特徴。
Windowsの場合、見にくくなり読みづらくなってしまう。。
MacとWindowsでは見え方に差異があるんだよね
そのため使用する場合は、この違いを知っておいたほうが良いですね。
ということで、この記事では「游ゴシックのMac・Windowsの違い」について解説していきます!
・游ゴシックのMac・Windowsの違い
・游ゴシックのMac・Windowsの注意点
・游ゴシックのfont-familyの記述
目次
【解説】游ゴシックのMac・Windowsの違い
游ゴシックのMac・Windowsでは下記が違います。
- 英語名称
- 日本語名称
- 搭載されてるウェイト
順に見ていきましょう。
まず英語名称が違います。
Mac | YuGothic |
Windows | Yu Gothic |
Windowsには半角スペースが入っています。
見た目はほぼ一緒ですが、若干差異があるのが特徴。
次に日本語名称。
Mac | 游ゴシック体 |
Windows | 游ゴシック |
このように「体」が入っているか否かに差異あり。
最後にデフォルトのfont-weightに違いがあります。
Mac | Medium / Bold |
Windows | Light / Regular/Medium / Bold |
これが一番の違いですね。
WindowsではLight(細字) / Regular(標準)が含まれているのにもかかわらず、Macには搭載されていません。
ようはfont-weight: 400;と標準太さを指定しても、MacではMedium(中字)で表示されるということ。
つまりMacではテキストが綺麗に見えるのに、Windowsでは細くてみずらいといった現象が起きてしまう。
ちなみに文字が細すぎるがゆえ、Windowsユーザーからはかなり見にくく反映されます。文字がかすれているような感じ。
そのため指定するfont-weidthは太くしておいたほうが良いでしょう。(記述方法は後ほど)
游ゴシックのMac・Windowsの違い【注意点】
游ゴシックはMacとWindowsで違いがあることがわかりました。
その違いがあるために、注意点もいくつか存在します。
それがこちら。
- ブラウザによる違い
- font-weightの数値指定
MacかWindowsかだけではなく、見るブラウザによっても表示が違って見えてしまうんですよね。
そのためブラウザ間でも綺麗に表示されるような設定をする必要があります。(記述方法は後述しますね)
WindowsのChromeが一番きたなく見えてしまうそう。。
先ほどMacには細字や中字がないことをお伝えしました。
そのため游ゴシックを使用する時の注意点として、CSSにてfont-weightを500に指定しておくべきということです。
これでWindowsユーザーの読みにくさを解決に導きます。
といっても游ゴシックが利用できないPCからすると、代わりに表示された他フォントが太く見えてしまうという欠点もありますが。。これはしょうがないかと。
【游ゴシック】MacとWindowsに適したfont-familyの記述
違いや注意点を考慮したうえで、最後に游ゴシック用のfont-familyの記述を紹介していきます。
記述方法はこちら
body{
font-family: "Yu Gothic Medium", "游ゴシック Medium", YuGothic, "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
}
- Mac・Windows両方の名称を記載
- Mediumをつけることでウェイト対策
- 英語と日本語両方の名称を記載(異なるブラウザの表示対策)
- 游ゴシックがない環境の対策(メイリオ、ヒラギノなど)
もしくはこちら↓
body{
font-family: "Yu Gothic", "游ゴシック", YuGothic, "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
font-weight:500;
}
- font-weightを別で指定
下記にサンプルを作成しました!見え方が違うかと思うので、ぜひご覧ください!
See the Pen MacとWindowsに適したfont-familyの記述(サンプル) by jito-coder (@jito-coder) on CodePen.
- MacとWindowsの名称を指定してない
- 英語での名称を指定してない
- 太さの指定をしてない
- Mediumをつけてのウェイト指定
- font-weight:500でのウェイト指定
<p class="test01">
”游ゴシック”のみ<br>
MacとWindowsに適したfont-familyの記述
</p>
<p class="test02">
”游ゴシック”, “游ゴシック体”のみ<br>
MacとWindowsに適したfont-familyの記述
</p>
<p class="test03">
”游ゴシック”, “游ゴシック体”,"Yu Gothic",YuGothic<br>
MacとWindowsに適したfont-familyの記述
</p>
<p class="test04">
"Yu Gothic Medium", "游ゴシック Medium"で指定<br>
MacとWindowsに適したfont-familyの記述
</p>
<p class="test05">
font-weight:500;を指定<br>
MacとWindowsに適したfont-familyの記述
</p>
.tes01 {
font-family: "游ゴシック", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
}
.test02 {
font-family: "游ゴシック", "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
}
.test03 {
font-family: "Yu Gothic", "游ゴシック", YuGothic, "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
}
.test04 {
font-family: "Yu Gothic Medium", "游ゴシック Medium", YuGothic, "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
}
.test05 {
font-family: "Yu Gothic", "游ゴシック", YuGothic, "游ゴシック体", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", "メイリオ", sans-serif;
font-weight:500;
}
【解説】游ゴシックのMac・Windowsの違い【font-family】:まとめ
- 英語、日本語、搭載ウェイトに違いがある
- ブラウザによっても見え方が違う
- デフォルトウェイトを500で指定したほうがよい。
- font-familyは「名称、ウェイト、ブラウザ」全て考えて指定すべき
游ゴシックのフォントを使う時はこれらを覚えておこう!